FXのポジポジ病対策

私はいまだにビットコインFXをしている。

FXをしていると陥りがちなのがポジポジ病である。

ポジポジ病とはポジションを短期的に持っては捨て、持っては捨てを繰り返し、小さな、時に大きな損失を繰り返すことを、本ブログでは呼ぶ。

今回のブログの趣旨はポジポジ病の原因と対策を明文化し書留、自戒の念とすることである。

まず原因であるが、

目指す値幅に対してロスカットラインの近いポジションの場合、基本的に損切りになりやすい。例えば1万ドルの上昇を目的としてポジションを組んだが、500ドル下落したら損切りするような場面だ。

具体的に、10万200ドルで更なる上昇を予感し、ロングポジションを組んだとしよう。

10万3000ドルまで上昇しても利確しない、なぜなら11万ドルに到達すると思っているからだ。そこで理由は不明だが相場が崩れたとする。9万9800ドルまで下がったとしよう。この場合10万ドルを背にロングしていることもあり、ポジションを手放したくて仕方がなくなる。そこでポジションを手放す。今度は逆に相場が反発し、10万300ドルをつけたらどうだろうか、あなたは損切りしなければよかったと後悔し、11万ドルへ到達するという考えが正しいのではと疑心暗鬼になり、上昇を取り逃がしたくないという悲痛な思いで再びロングポジションをとることになる。すると相場はまた10万ドルを割る。あなたは今度は9万9900ドルで損切りすることになる。もう何も分からなくなっているのである。

次に対策

主な原因はポジションを持つ理由が軽薄な点にある。

まず前述の例で言えば値動きしか見ていない。これは例えファンダメンタルズがあろうとも、実際には値動きのみで損切りしているので、値動きしかみていないことと行動は同義なことに注意しなければいけない。

それでは、実践的にポジポジ病を防ぐ改善点を記録する。

私は以下のような質問をすることでポジポジ病の対策になるのではと考えている。

1.あなたは、相場がポジションより下落した場合にそのポジションを買い増ししたいですか?(ロングポジションの場合。ショートの場合は逆の質問)

2.あなたのポジションの逆へ行った場合に買い増す余力はありますか?

3.FXはゼロサムゲームです。あなたに利益をもたらす損失者は見えていますか? 

4.FXポジションを持った瞬間からあなたから資産を奪い取る人等(取引所の手数料含む)が存在することを認識していますか?

特に1、2の質問が重要である。私の場合、1ヶ月程度のスイングトレードで利益を得ることが多いのだが、知らず知らずのうちにポジポジ病にかかり冷静さを失い、不要な損切りを繰り返すことがある。

値動き以外の根拠をはっきりと持って相場に取り組みたい。

2.に関しては、想定以上に逆へ行った場合は損切りも止むなしではあるし、必ずしも買い増す必要はないのだが、心のゆとりとして買い増せる程度の余力はやはり残しておきたい。そうでないと、値動きだけで気持ちが不安定になり、不要な損切りを招き、それが次のポジポジ病へと繋がる原因になるだろう。

4はFire水準に資産額が達した今特にこころに留めておきたいことである。Fireの目的はやりたいことをやって自由に生きることである。決してFXがやりたいことではなかったはずだ。Fire水準から転落する恐れのあるポジションを持つ必要があるのか、自問するべきだ。

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