様々な分類がされるFIREですが、大きく分けるとFIREには二種類存在すると考えています。
それが、リッチFIREとプアFIREです。
プアFIREとは生活費ギリギリでFIREし生きていくのがやっとという状態です。４%ルールで足りず労働で一部生活費を賄うセミリタイアもプアFIREの一種と捉えています。プアFIREでは働かなくても当面の生活に困らないので精神的な安定はあるかもしれませんが、貧乏生活であることは疑いようはなく人生の豊かさとは何か考えさせられます。様々なことを経験するのにもお金がかかるので、FIREすることで人生の経験を狭めることになりかねない注意があります。
私は、自分の予算的に当初はこのプアFIREを目指していました。プアFIREでも４%ルールを守っていたり、少しの労働できちんと稼げば、徐々に資産は増えていき、10年後にはリッチリタイアに近づいている可能性は充分にあります。また、お金がなくても幸せに暮らす方法もあり、FIREすることで生まれる時間的余裕から、新しい可能性が開けることも考えられます。ので、私は決してプアFIREを否定しませんし、生活費を最適化して自分の人生を歩むのがFIREの肝だと思います。
プアFIREの基準ですが、自分は毎月使い切ってもいいお金が２０万円程度の場合、プアFIREと定義しています。ここの金額は家族構成や住む地域によって異なると思います。
そして、今、私はリッチFIREを目指しています。自分の中でリッチFIREは月の使い切っていいお金が３０万円程度をイメージしています。使い切ってもいいお金というところがポイントでFIRE生活ではすでに貯蓄を終えているので老後資金を貯めたり、子供の教育積み立てをする必要がないということです。
毎月２０万円で生活した場合、１０万円の余裕が生まれます、それで旅行したり、プチ贅沢で高級なものを食べたりすることができます。これが私の定義するリッチリタイアです。人によっては世界にはもっと豊な人がいる。そんなの全然リッチじゃないよ。とかいう意見も当然あるかと思いますが、基準は自分で決めていいと思います。
そして、私がリッチFIREに切り替えた理由として、予定よりも速く資産が増加しているのに加えて、現在している仕事の労働条件の良さがあります。今の職場の部署では残業もほとんどなく、給与と退職金を労働時間で割ると、時給3000円〜４０００円に相当します。中途半端にFIREし、半分以下の時給で不定期な仕事をするくらいなら、数年働いて、今後一切労働しなくても、遊べるお金がある状態の方が良いなと感じました。
ではいくら貯めればいいかということですが、資産８０００万円〜１億円を目標にしています。
現在が５０００万円程なので、１.5倍〜２倍といったところでしょうか、昨今の緩和的な経済状況の中なら、きちんと収入を得て資産のとり崩しがなければ、２，３年での達成も視野に入ってきます。
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