2030年までに投資で大きく資産を増やすことは現実的でないと思う理由

現実的でないと書いたが、投資に頼ってはいけない。と書いた方が正確かもしれない。

この記事を書くに当たってまず前提であるが、まとまった資金を貯め、それで生きるには、当然何かに投資をしなければいけない。さらに投資をしない事は最大のリスクである。物価の上昇は貯金を無価値に近づける。20数年前、私が小学生だったころ100円あればコンビニで好きなアイスが買えた。それが今やモナ王ですら140円以上は当然のようにする。40%も物価は上昇しているのである。

よって10年以上の長期の貯蓄を考えるにあたってその全てを投資に回すという選択肢しか存在しない。インデックス投資の平均リターンは年7%だそうだ。毎月10万円10年間で1200万円積み立てると、複利の効果で1730万円になる。約50%の増加である。元手の約450万にも利率がかかってくることを考えればそれだけで、目標にかなり近づく。だから、今後私の収入の大半をETFの購入やbtcの購入にあてていく。

それでも2030年までに投資では大きく資産を増やせないと考えている理由がある。それは10年という期間が短すぎるのだ。さらに現在株価は過去最高を更新を続けており、世界中で金融緩和が行われている。長短金利は逆イールドになっている。もう株はいつ暴落してもおかしくないのである。

仮にこれがバブルで今後3年高値更新を続けたとしよう。それまで毎月コツコツ積立をしたとする。だが3年後バブルが崩壊すると株価は最悪半分になる。半分になれば流石に元本を割るだろう。リーマン級のバブル崩壊の場合、3年くらいは上昇まで見ておきたい。その後2年間かけて最高値まで戻した場合、はじめに購入した株の元値に届くまで8年近くかかる計算になる。

もちろん底値で拾える株も多いので投資が有効ではないという訳ではないが、易々と2倍3倍になるのは期待してはいけない。せいぜい物価上昇分はカバーできるという気持ちでいなければならない。

よってひたすら計画的に定められた額を投資すれば良い。物価上昇以上に資産が増えたら結果オーライで、より早期に退職するか、さらに資産を増やし盤石なものにするか、その時考えれば良い。

もちろん値上がりを考えての投資もする。が、基本は長期でリターンを得られるものに限定をする。さらに物価の上昇に耐えられるものに絞っていく。

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